そろそろお中元を考える時期ですね。
送る相手の方がたまたま喪中の場合、お中元を送るものなのか?それとも送らないものなのか?悩んだりしていませんか?
今回は、そんな送る相手が喪中の方必見!
喪中の家にお中元を送るものなのか?送らないものか?気になる情報をじっくりとご紹介します。
喪中の家にお中元は送っても平気?
実は、喪中のご家庭にお中元をお贈りしても問題ありません。
そろそろお中元を贈る時期、今年はどうしようかなーと品物をあれこれ浮かべている頃ではありませんか?
『あれ、〇〇さんち喪中じゃなかったっけ?』
『仕事の取引先へ毎年お中元を出しているけど、相手の方が喪中という噂・・・』
お中元を贈ることが習慣になっている方にとって、送る相手が喪中の場合贈っても良いのかと、戸惑われると思います。
しかし、冒頭で述べた通り喪中のご家庭にお中元をお贈りしても問題ありません。
喪中で避けるべきは、お祝い事になります。
お中元とは、年明けから夏までの半年間、お世話になった方々への感謝の気持ちを込めて贈り物をする『季節のあいさつ』です。
この習慣をお中元と呼び、日頃の感謝を込めた『季節のお見舞い品』であるため、お祝い事とは異なります。
なので、喪中の家にお中元を送っても大丈夫なのです。
もし、あなたからのお中元が急に途絶えれば、傷心のお相手にとって心配事が増えることにもなりかねません。
季節のご挨拶として日本に伝わるお中元は、人とのつながりを感じる古き良き習慣です。
あなたが相手のために時間をかけて選んだお中元を贈り、少しでも元気になって頂きましょう!
お中元を喪中に送るときのマナーは?
いつもお送りしているお中元は、関東なら7月初旬~7月15日頃、関西なら7月下旬~8月15日頃までにお贈りしていますよね。
このお中元を贈る時期と四十九日が重なる場合は、お盆の時期も避け、9月頃までに『残暑お見舞』として贈ると良いでしょう。
目上の方の場合は、「残暑お伺い」になりますのでご注意くださいね。
「残暑」とは、暦の上で「立秋」を迎える8月7~8日頃(毎年変わります)以降ですが、暑さが残る時期までは残暑なので、終わりの日付はありません。
基本はおおよそ8月いっぱいですが、暑さが長引けば9月に入っても残暑と言います。
立秋を過ぎたら、残暑見舞いをお送りして良いとされており、いつまでに送るべきかは人や地域によって諸説ありますが、8月中に送るのが一般的です。
四十九日までは何かと忙しく、気持ちも落ち着かないお相手の状況を察し、ご負担にならない時期を選びましょう。
お中元を郵送される際は、品物とは別に『送り状』を前もって送るのがマナーですが、これは喪中でも変わりません。
親しい親戚や友人はメールやLINEなどで済ましている場合を除いて、目上の方などに贈る場合は送り状を前もって送付されていると思います。
「残暑お見舞」「残暑お伺い」にされる場合、送り状は季節の挨拶に加えて品物を残暑お見舞として送った理由をさらっと書き添え、相手を気遣うコメントも付け加えられると丁寧です。
あまり接点がない遠い親戚や、仕事上のお付き合いでしたら、特に触れなくても問題ありません。
送り状の文面にも気を付けるポイントがあります。
これを自分がお中元をもらった立場になると、切なくなりますよね。
それでしたら、多少くずれていても思いやりのある言葉で書かれていた方が、お相手にも響きます。
喪中のときお中元はどうするの?
贈るお中元の品物を包装する際に、使用する熨斗(のし)には注意が必要です。
普段ですと紅白の水引を選択されていると思いますが、喪中の方へお中元を贈る際は、『白無地の奉書紙(ほうしょがみ)や白い短冊』を選びましょう。
白黒水引もNGです。
表書きには「御中元」と記載します。
「残暑お見舞」になる場合も同じです。
ご心配でしたらデパート・百貨店等へ足を運び、お相手が喪中であることを伝えれば水引なしのものを選んでくれます。
店員さんは(新人さんでない限り笑)状況を配慮してくれ、包装・品物選びももあわせて相談にのってくれますのでとても心強いです。
ネットショップを見てあれこれ一人で迷うよりも、『香典返しに多く頂くような物は避けた方がいいですよ』、『これは華やかなデザインだから避けた方が無難かなー』等、品物選びについてもアドバイスをもらえたりしますので心強いです。
また、うっかりとやってしまいがちなのが、送り先の『宛名』です。
故人のお名前でお中元を送らないように注意しましょう。
お中元の贈り先が複数で、いつも使っている住所リストからそのまま写して・・・となると、夏のイベントが多いバタバタした時期にはやりかねません。
お宛名をどなたにするか迷う場合は、喪主にあたる方宛にします。
まとめ
・喪中でも、お中元はいつも通りお贈りして大丈夫です。
・贈る時期は、四十九日が過ぎてからにします。
・送り状の内容は、相手の状況に配慮します。
・熨斗(のし)は紅白・白黒の水引ではなく、白い無地の奉書紙(ほうしょがみ)や白い短冊を選びます。
・送るタイミングや包装だけ注意をし、相手を思いやる気持ち・お悔やみの気持ち・感謝を忘れずに。
ポイントだけ押さえて、あとは堅苦しく考えずにいきましょう^^♪