毎年師走の時期になると年賀状の準備にとりかかる人は多いと思います。
ですが、仕事の繁忙期と重なってなかなか年賀状を書く時間が取れない・・・気付けば年明け。
年賀状をうっかり出すのを忘れてしまった!という経験はありませんか?
また、年賀状を出したけど、リスト漏れがあり送り忘れていた友人がいた!なんてときにどうしたらいいか困った経験はありませんか。
なんと言い訳をしたらいいか・・・と悩んでしまった時の対処法についてお話しします。
年賀状の出し忘れに言い訳はしても平気?
年賀状の出し忘れの言い訳は、原則禁止です。
そもそも年賀状は例年12月中旬ごろに始まります。
そう考えると、年賀状の受付期間はとても長いです。
その期間でさえ忘れてしまっていたのだから、なんとも言い訳するには苦しいです。
また、年賀状は一般的に「松の内」と呼ばれる元日から1月7日の間に届くようにするものです。
この期間中に届きそうなら、言い訳など書かずに急いで年賀状を送りましょう。
もし、松の内までに年賀状が届かないのであれば、寒中見舞いとして送ります。
ですから変に言い訳などせず、寒中見舞いを送った方がスマートな対処法と言えます。
ちなみに寒中見舞いの期間は松の内が明けた1月8日から立春までの間に送ることが決まりとなっています。
ちなみにこの松の内の期間も地方によっては変わることがあります。
もし、年末に体調を崩してしまい年賀状を出すことができなかったとしたら、どうしたらよいのでしょうか。
この場合も、理由など書かずに寒中見舞いを送りましょう。
ですが、親しい間柄である友人には、寒中見舞いのなかに「少し体調を崩してしまっていました。」など理由を書いた方が逆に何故遅れたのかが分かっていいかもしれません。
その場合は心配をかけないように「今は元気になりました。」などと回復したことを付け加えると良いでしょう。
どちらにせよ親しい間柄だったとしたら、今はメールやLINEですぐに連絡がつく時代です。
寒中見舞いを出す前に一言連絡をいれると良いでしょう。
年賀状の出し忘れのときの一言はどうする?
では、年賀状を出し忘れた時に一言添えるにはどうしたらよいでしょうか。
ここで文例を紹介します。
ご丁寧な年頭のご挨拶をいただきありがとうございました
こちらのご挨拶が遅れまして誠に申し訳ございません
皆様におかれましては良いお年を迎えられたご様子、心からお喜び申し上げます
まだまだ寒さも続きますから、どうぞご健康にお気を付け下さい」
このような形です。
さらに、自分の近況を付け加えるとよいでしょう。
こちらの新年のご挨拶が遅れたことを丁寧に詫び、なぜ遅れたかという理由を書くことはしません。
寒中見舞いですから、寒さの折相手の体を気遣う文を入れましょう。
注意したいのは、年賀状ではなく普通のはがきを使用することです。
間違っても余っている年賀状では出さないように注意してください。
では、もし立春を過ぎて寒中見舞いをも出しそびれた場合はどうするべきでしょうか。
急な入院生活を送ることになってしまった場合などに有り得る状況です。
この場合は「余寒見舞い」というものがあります。
これを出すようにします。
こちらは寒中見舞いと違って、寒いうちであれば期間は決まっていません。
基本的には寒中見舞いの文例と同じでよいです。
「立春を過ぎましたが寒い日が続きます。お元気でいらっしゃいますか」
など、相手の体を気遣う文章から書き始めます。
年賀状の出し忘れはいつまでに投函する?
年賀状の出し忘れは、松の内の間に届くのであれば早急に出しましょう。
もし1月7日を過ぎるのであれば寒中見舞いを出します。
年賀状を用意していたのにもかかわらず松の内までに出せなかった場合、年賀状はとてももったいないですが寒中見舞いに切り替えましょう。
1月7日以降に届く年賀状は、相手にとってはいまさら?と不信に思われてしまいます。
もう年の始めという雰囲気が社会的に薄れているなかで届く年賀状はなんだかおかしいですよね。
仕事の上司やお世話になっている目上の方が相手ならなおさら気を付けたいところです。
とにもかくにも、年賀状の受付期間は長いですから、基本的には元旦に届くように事前にしっかり準備をしましょう。
まとめ
年の始めの挨拶を交わす年賀状。
毎年のことなのにどうしても準備が後回しになりがちです。
近年友人同士では年賀状ではなくメールやLINEで済ませてしまうことが多いでしょう。
年賀状を出す相手は会社の上司や目上の方が多いのではないでしょうか。
そんな相手には失礼の内容に、もし出し忘れがあったとしても言い訳をせずスマートに寒中見舞いを出すようにしましょう。