年賀状で出産報告をする方は年々増えてきて、友達からメールや電話などで妊娠・出産の報告がなくて驚いた経験がある方も多いです。
妊娠中や出産後は何かと不安になりやすく、「もしかしたら」という不安から報告するのを遅らす方もみえます。
出産祝いは一般的に出産後1ヶ月間以内に贈りますが、年賀状での出産報告の場合は返信やお祝いはどうしたらいいのか悩むところです。
そこで今回は年賀状で出産報告をした友達へのお祝いはどうしたらいいのかについてと、年賀状で出産報告をされたときの返信や出産祝いはいつまでに贈るべきなのかについてご紹介します。
年賀状で出産報告を友達からされたらどうする?
年賀状で出産報告をされたらお祝いをするかどうか悩んだときは、相手との付き合いの程度やお祝いをいただいたことのある相手かどうかで決めるようにしましょう。
友達と言っても一緒によく出掛ける友達もいれば、たまにメールをするだけの友達などそれぞれ付き合いの程度が変わってきます。
そのため付き合いがある友達(親しい方)の場合は、年賀状で出産報告をされてもお祝いを贈る傾向にあります。
また以前お祝いをもらったことがある場合は、付き合いの程度に関係なくお祝いを贈った方がいいです。
それ以外の場合は、お祝いの言葉を書いて返事のみ送ります。
とは言っても友達だから贈りたいと思ったときは、迷わずお祝いのメッセージと一緒に贈ってあげましょう。
もしたまにしか連絡とらないけどお祝いの言葉を返信するだけでいいのか悩んだときには、取り敢えずお祝いの言葉を返事をして会う機会ができたときにちょっとした贈り物(スタイ・靴下・おもちゃなど)を渡すのもおすすめです。
年賀状で出産報告をさらたときの返事はどうする?
年賀状で出産報告をされた場合は、返事をはがきではなくメールなどでいいのか悩みます。
もし年賀状で出産報告をされた場合、返事をどうするべきかについてとお祝いメッセージの例文をご紹介します。
○返事の方法
年賀状で出産報告をされたときの返事は、相手と同じく返事ははがきで出します。
またメールで出産報告をされた場合は、メールで返事をするなど基本的に同じ方法で返事を出します。
間違ってもはがきがないからメールで返事をするのではなく、はがきで出産報告をされたらはがきを準備して返事を書きます。
○出産祝いを贈る場合
中には出産祝いを贈る方もみえます。
出産報告の返事は出産祝いの一つと言われているため、出産祝いにメッセージ(返事)と一緒に贈る方は多いです。
○出産祝いの返事の注意点
お祝いの言葉と相手の体調を気遣言葉など、丁寧な言葉で出産祝いのメッセージを伝えます。
出産祝いのメッセージで不適切とされる忌み語は、「失う」「苦しい」「衰弱」「消える」などは避けるように注意する必要があります。
また忌み語の他にも、きついジョークも書くのは避けます。
妊娠から出産後はナーバスで不安になりやすいため、妊娠前は気にしなかったジョークも産後は傷つけたり悩んだりする可能性があります。
そのため上記でご紹介した通り、お祝いや相手の健康を気遣う言葉や「落ち着いたら会いましょう」という言葉のみにしましょう。
○返事の例文
また年賀状で出産報告をされた場合の返事は、乳児期は何かと忙しく自分の時間が取れないことも多いので下記の例文のように長文にならないよう短い文章で書くようにします。
・例文
友達へ返事
①健康を気遣う返事
母子ともに無事と聞いて、安心しました。
落ち着いたら、また会えると嬉しいです。
(また連絡するね。)
②ママをねぎらう返事
お疲れさまでした。
いろいろ大変だと思うけど、無理をしないように(体を大切にね/気を付けてね)。
(赤ちゃんの健やかな成長を/赤ちゃんがすくすく元気に育つように)お祈りしています。
上司や同僚への返事
①体調を気遣う返事
母子ともに(お元気そうで/ご健康だと伺い)安心しました。
(赤ちゃん/お子様)の健やかなご成長と、ご家族の(ご多幸/幸せ)をお祈りしております。
②ママをねぎらう返事
(産後の休養は大切ですので/何かと大変な時期とは思いますが)、無理をなさらず(ゆっくり体を/体を十分)休めてくださいね。
赤ちゃんの健やかな成長(をお祈りいたします/と、ご家族の幸せをお祈りしております)。
上記のように出産報告をされた場合の返事は、お祝いの言葉以外に体調を気遣う言葉やねぎらいの言葉を文章に入れるといいです。
出産祝いは年賀状で知ってからいつまでに贈る?
年賀状で出産報告をされた場合、出産祝いはいつまでに贈るべきなのか悩むところです。
そこで出産後すぐに出産報告を受けた場合と、年賀状で出産報告を受けた場合はいつまでに出産祝いを贈るのかご紹介します。
○出産後すぐ出産報告
出産後すぐ出産報告を受けた場合は、一般的に出産後1か月以内に出産祝いを配送します。
とは言っても出産はリスクがあるので、赤ちゃんも健康であると分かってから出産祝いを贈るように注意が必要です。
またとても仲が良い友達だから自宅に行って直接渡したい気持ちも分かりますが、産褥期は(産後6~8週)は体を妊娠前に戻す期間でこの期間中は基本的に横になって過ごします。
そのため産褥期の訪問は相手の体調を考えて避けるべき期間なので、出産祝いは1ヶ月以内に配送で送り相手が落ち着いた時期に改めて伺う方が相手の負担が減ります。
○年賀状で出産報告
年賀状で出産報告を受けた場合は、1ヶ月過ぎている可能性が高いです。
上記でお伝えした通り出産祝いは基本的に出産後1ヶ月間以内とお伝えしましたが、出産祝いは1年以内であれば贈っても問題はないのです。
ですので年賀状で出産報告を受けた場合は、出産した日を確認して1年以内であればなるべく早く贈るようにします。
もし1年経ってしまったときは、出産祝いではなく1歳の誕生日プレゼントやこどもの日などプレゼントの名目を変えて贈るようにします。
○出産祝いと松の内
松の内(正月の松飾りを飾る期間)に、お祝い事である出産祝いを贈ることに対しては問題はないです。
松の内は、下記の2点は避けます。
・喪中(亡くなって1年)は、正月のお祝いを控えます。
なので出産祝いを贈ることは大丈夫ですが、産後初の松の内は実家に帰省している可能性があるため松の内明けに贈る方が安心です。
また松の内は赤ちゃんの都合で帰省しなくても、身内が赤ちゃんの顔を見に訪問していて忙しい場合があるので直接出産祝いを渡しに行くのは避けましょう。
○出産祝いを贈る日
出産祝いなどのお祝い事は、大安と友引の日に届くように配達日時を指定します。
六曜(友引・先負・仏滅など)を気にする方も中にはみえますので、お祝い事である出産祝いは仏滅は避けて大安か友引の日に受け取るとマナーがある方といい印象を与えます。
ただし吉と言われている友引の正午は凶となので、配送のときは日時指定をおすすめします。
もう少し細かく言うと、午前中にお祝い事は行うのが正式なマナーです。
ですが直接出産祝いを渡すならば赤ちゃんを最優先にする必要があるので、出産祝いは時間を気にせず相手の時間にあわせてあげましょう。
まとめ
年賀状で出産報告を友達からされたときは、出産祝いを贈るか今度遊ぶときにプチギフトを渡すかは、あなたの気持ちと相手との付き合いなどで決めるのがおすすめです。
出産祝いを贈る場合は、なるべく配送にして直接渡すときは相手の都合を優先する必要があります。
また年賀状の出産報告に返事は相手と同じようにはがきで返事を出すようにし、傷つけないように丁寧で優しい言葉でお祝いを伝えましょう。