年々、夏の温度が上昇している気がしませんか?
特に赤ちゃんや高齢者のいるご家庭では、エアコン使用は外せませんよね。
そんな夏の必須家電、エアコンから冷たい風が出なくなったら?
過去、そうなったときにワタシの頭をよぎったのは、出費(エアコンの買い替えor 業者の主張料)!熱帯夜で熱中症(愛猫が)!
パニックを起こしそうなシチュエーションですが、ちょっと落ち着いて。
業者に修理依頼や、エアコン購入を検討する前にエアコンの状態を確認してみましょう。
エアコンからぬるい風しか出ないときに考えられることは?
エアコンからぬるい風しか出ないなぁ・・・、となってしまったとき、一般的に考えられる原因は、ざっくり以下に挙げる5つです。
②設定温度が高い
③室外機に直射日光が当たっている
④室外機の故障
⑤冷媒ガスが漏れているor 切れた
エアコン等の修理業者をしている友人に聞いてみたところ、真夏のエアコントラブルの半分くらいはリモコン設定で解決することが多いとのこでした。
というわけで、「①なにかのはずみで設定が変わった」と、「②設定温度が高い」がこのエアコンのリモコンで解決!!に当たりますね。
ちなみに我が家もエアコンからぬるい風しか出ないことがありましたが、例にもれずリモコンが原因でした。
ある年の暑い夏の日、掃除の時にエアコンのリモコンを落としたのか、我が家のネコ様がエアコンのリモコンをお踏みになったのか、エアコンのリモコンを蹴り落とされたのか・・・。
台所からリビングに戻ってみると、エアコンがついているのに関わらず、なんだか部屋がぬるい。
「なんだか冷えが悪いな…」と思い、汗だくでエアコンフィルターを掃除。
その間もエアコンからは熱風が出続けています。
さぁ、これで冷たい風に戻るだろう!と思い室温設定を25℃に設定して待つこと5分。
エアコンが全く効かず、部屋が涼しくならない。
おかしいなー、もうなんとなく見つけたリセットボタンとか押しちゃう?と、思ったとき。
視界に入った「暖房」の文字・・・。
そう、「冷房」設定が「暖房」設定になっていたのです。
冷房の25℃では冷たい風が出ますが、暖房の25℃では温風が出ます。
同じ25℃でも、です。
エアコンの設定を冷房に直したら、あっさり涼しい風が出てきましたとさ・・・。
このパターン、意外と多いと耳にしますよ。
リモコン以外のトラブルであげられるのは室外機のトラブル。
取り込む風の量が少なかったり、取り込む風そのものが暑かったりすることで風の温度が変わってしまうことがあります。
ファン(室外機の羽)が換気よく、スムーズに回ることが大事です。
そして最後の冷媒ガスによるトラブルとは、エアコン内にある風を冷やす役割をしているガスが漏れたり、切れたりしてしまったというものです。
これが起こってしまった場合は、業者に依頼するしかありません。
古いエアコンや新しく設置したばかりのエアコン(引っ越し後も含む)に起こりやすいので、リモコンチェックしてもダメな時は業者依頼を検討した方がよいかもしれません。
エアコンを使いたいときほどトラブルは多いもの。
まずはリモコンチェックから始めて、原因を確認してどうにもならないものはプロのお願いしましょう。
エアコンからぬるい風しか出ないときの原因の突き止め方は?
エアコンからぬるい風しか出ない時の原因を突き止めるには、まずはリモコンのチェックを行いましょう。
上にも書いたように、真夏のエアコントラブルの半分はリモコン設定によるもの。
電池が切れていないか、入っている向きは間違っていないか。
正常に動いている結果なのか、正常に動いていないのかを確認するところから始めましょう。
冷房設定にしていても設定温度が高い場合は、自動運転の性能によってぬるい風が出たり、風が止まったりします。
また、なにかのはずみで設定が変わってしまっていることもあります。
冷房設定になっているか、設定温度は適切か。
風がちゃんと冷えるかどうかを確認するために、設定温度を最低値(機種によりますが20℃くらい)に設定して5分ほどエアコンをまわしてみることも有効です。
まわしてみて冷たい風が出てくれば設定温度によるところ、と思われるので設定温度を下げてみましょう。
「設定はなんともなさそうだけど」とか「設定を変えたいけど変わらない」というときは、エアコンのリセットボタンを押してみましょう。
エアコンのリモコンが初期化します。
高機能なエアコンには、設定を保存したり、ロックしたりするものもあります。
知らない間にロックがかかっていたりすると、設定は変えられなくなっています。
リモコンを初期化して、改めて設定をおこない、エアコンを稼働させてみると直ることもあります。
リモコン、エアコンともに問題がない場合は、エアコン稼働時に室外機が動いているかを確認しましょう。
エアコンから風が出るためには室外機が回ることが必要です。
ファンが回っていること、直射日光にさらされていないことを確認します。
エアコン、リモコン、室外機に問題がない場合は、室外機とエアコンをつないでいるホースに触ってみましょう。
ホースが冷たい場合は冷媒ガスが漏れている場合があります。
また、冷媒ガスに関しては長年使っていると切れてしまうこともあるので、切れている場合はホースも冷たくなりません。
冷媒ガスのトラブルは業者さんにお願いするしかないので、速やかにメーカーのカスタマーセンターに相談しましょう。
エアコンの効きが悪いときの対処法は?
エアコンの効きが悪いな~と感じるときの対処法は、まずは簡単にできるエアコンの掃除から始めます。
※掃除を行うときには、安全のため電源を落としてから行いましょう。
エアコンのフィルターが目詰まりしているとエアコンは止まります。
エアコンのふたを開けてフィルターの状態を確認しましょう。
特にペットを飼っているおうちでは、細かい抜け毛などが詰まりがちなので普段からこまめに掃除しておきましょう。
フィルターのホコリを掃除機で吸うだけでも違いますよ。
あとは、リモコンからの信号を受け取るセンサー部分も、ホコリがついていないか、カーテンなどの影になっていないかチェックしましょう。
リモコン以外の問題としては、意外と盲点なのが室外機です。
室外機が直射日光を浴びていると風が冷えにくく、ぬるい風が出ることがあります。
日中の直射日光はもちろん、夕方の西日も案外暑かったりしますよね。
これは、直射日光をエアコンの室外機から遮ることで防ぐことができます。
ネットで検索すると、エアコンの室外機を直射日光から避けるための様々なグッズが販売されているので利用してみるのも手かもしれませんね。
|
我が家は、室外機の上にプラスチックの収納ケースをおいて、上からの日光を防いでおります。
直射日光以外の室外機トラブルとして考えられるのは、室外機からの風の取り込みができていないことです。
エアコンは室外機の前後から風を取り込むことで動きます。
室外機の前面、背面ともに風を取り込みやすいようにスペースを作っておきましょう。
また、置いている場所によっては、ファンに雨や泥、土、ホコリがつきやすくなってしまいます。
それによってファンの回転に支障が出ると、エアコンに十分な空気が送り込まれずエアコンにトラブルが出ることがあります。
室外機の掃除に関しては、説明書をよく読んで、エアコンが停止していることを確認して行ってください。
ファンが回っている状態でおこなうとケガや故障の原因になります。
まとめ
いかがでしたか?
お役に立てそうでしょうか?
年々苛酷になっていく(ワタシ調べ)日本の夏。
エアコンを上手に使って、快適に過ごしたいものですね。
そのためにも、普段からちょっとしたお掃除やお手入れをしておきましょう。
個人的には電池切れによるエアコントラブル(?) にも遭遇したことがあるので、電池を交換した時に交換日を書いたマスキングテープをリモコンの裏に貼ってあります。
原因がわかると「そんなことで?」なんて思うこともありますが、使えないととっても不便なエアコン。
今回の記事がお役に立てれば幸いです。
check!⇒エアコン消し忘れたら電気代は平気?火事は起こる?防止策のおすすめは?
check!⇒エアコンのクリーニングは何年に一回?年数が経ってもしないとどうなる?
check!⇒エアコンクリーニングは意味ないの?しないとどうなる?カビが生える?