結婚をして自分自身が親になったとき、初めて子育ての大変さが身にしみて分かり毎日子育てに奮闘する方も多くみえます。
そんな日常の中で独身女性の友達と会話していたら、「夫はいらないから、子供だけ欲しい!」っていう言葉を耳にすることがあります。
子育ては既婚者でも大変だと感じるのに、どうして「子供だけ欲しい」って思えるのか疑問に思います。
そこで今回は独身女性が子供だけ欲しいとなぜ思うのかについてと、シングルマザーの独身女性は生活していけるのかまた幸せなのかについてご紹介します。
独身女性が子供だけ欲しいと思う理由はなぜ?
何で独身女性が「子供だけ欲しい」と思う方が多いのでしょうか?
子供だけ欲しいと思う独身女性の心理は、社会的・経済的自立、シングルマザーの増加、過去の男性関係でのトラウマ、こどもを持つことへの憧れと言った理由があると考えられます。
それでは、独身女性がこどもあけ欲しいという理由を詳しく紹介していきましょう。
①社会的・経済的自立
昔はキャリア組の多くが男性でしたが、数年前からはキャリアウーマンも増えてきて社会的に女性の地位も上がっています。
そのため社会的・経済的に自立している女性の結婚条件が高くなっている傾向にあります。
また1人で十分生きていけるだけの経済力があって、結婚することで自由な時間が減ってしまうことを嫌がる方もいるため「旦那はいらないけど、子供だけ欲しい」と思う方が多いです。
②シングルマザーの増加
昔は「シングルマザーは…」なんて声をよく耳にした記憶がありますが、現在はいろいろな理由でシングルマザーになる方が増えてきています。
実際近所や職場、園や学校などシングルマザーの方って多いです。
そのためシングルマザーに対する抵抗感も少なくなり、独身女性でも子育てはできると感じてシングルマザーを選ぶ方もみえます。
③過去の男性関係でのトラウマ
過去の恋愛に対してトラウマがある方も、「旦那はいらないけど、子供は欲しい」と思う傾向にあります。
また私の友人と知人の中で離婚経験がある女性が3人居ますが、3人とも社会的・経済的にも自立しているため「旦那はいらないけど、もう1人子供が欲しい」や「子供だけ欲しかった」など一部の離婚経験がある方は再婚は望まず子供だけと話しています。
④憧れ
別に「結婚なんてしない」や「旦那はいらない」という訳ではなく、ただ将来は子供と一緒に生活することに対して憧れなどから「子供が欲しい」と言葉にする方も多いです。
シングルマザーの独身女性はやっていけてるの?
シングルマザーの独身女性でも、やっていけるのか?と問われると、仕事だけの平均年収が約200万円あれば、なんとかやっていけるでしょう。
なぜ仕事だけの平均年収が、約200万円なのか詳しい内訳についてはこれからご紹介していきます。
それでは、シングルマザーとしてやっていくには、どれくらいの経済力が必要なのかやシングルマザーの平均年収についてご紹介します。
○子供1人のシングルマザーの場合、一ヶ月の平均生活費
住んでいる地域によって一ヶ月にかかる生活費は変わってきますが、平均的に15~20万円くらいです。
未婚でシングルマザーの場合は実の両親に助けてもらえる方もみえると思いますが、ずっとという訳にもいかずどこかのタイミングで自立が必要になります。
そのときに考えておくべきことは、一ヶ月にかかる生活費はいくら必要かです。
・光熱費(ガス・電気) 約~25,000円
・水道代 約3,500円
・食費 約20,000~35,000円
・日用品(おむつやおしりふきなども含む) 約5,000~10,000円
・携帯代 約4,000~10,000円
・ガソリン代 約~15,000円
その他にも自動車の任意保険・生命保険料などの保険料金や幼稚園や保育園の保育料・学校給食費や学童なども掛かってきたり、子供の習い事・美容院代・化粧品や衣料品・レジャー(交際費など)・病院や冠婚葬祭などの急な出費用の貯金なども必要になってきます。
上記の金額は平均的な金額で、お住まいの地域によって必要な生活費に違いがありますのでシングルマザーを視野に入れている方は一度どれくらい生活費が掛かるのか調べてみてください。
生活が厳しいシングルマザーやシングルファザーの方は、児童手当の他に児童扶養手当・児童育成手当・住宅手当など所得制限がありますが受けられます。
○シングルマザーの平均収入は?
厚生労働省が発表した2016年度のひとり親世帯年収は、シングルマザー243万円でシングルファザー420万円です。
シングルマザーの平均年収243万円は、養育費・児童扶養手当なども入った金額で仕事だけの年収は雇用形態や地域によって変動がありますが約200万円と言われています。
ちなみにシングルファザーは平均年収420万円ですが、仕事だけの年収は約398万円です。
正規雇用者の平均収入が女性356万円で男性527万円となっていて、仕事だけの年収面で見ると子供の体調不良や行事などで休むことがあるひとり親が子育てをしながら仕事をするのは難しい状況にあります。
独身女性も幸せなのか?
独身女性は趣味に使う時間や遊びや旅行など自由に決められて、疲れたときや時間がないときに家事など手を抜いても罪悪感を感じなくていいから幸せという声が多くあります。
確かに独身時代と結婚後では自由の時間が減って、子供が小さいときは自分の時間が欲しいって思ったことが何回もあります。
また子育てに追われて今日は家事を手抜きしたいと思うことも多いです。
独身女性の多くは社会的・経済的に自立していて、仕事も私生活も充実しているから今の生活が楽しくて幸せっと感じています。
でも既婚者が自由が少なくて幸せじゃないということもなく、夫婦の間でも幸せを感じることもありますし子供を育てていて幸せを感じることもあります。
大切なのは今あなたが充実していて幸せを感じることがあるかであって、独身女性だから幸せとか既婚者だから幸せということではないです。
まとめ
昔と比べて子供だけ欲しいと思う独身女性は増加傾向にあります。
子供だけ欲しいと思う心理は、社会的・経済的に自立している独身女性が増えたこと、子供が居ることへの憧れ、過去のトラウマが関係していると言われています
また3組中1組は離婚しているため、シングルマザーが増えて抵抗を感じる方が減少しているのが現状です。
一番大切なのは、夫婦でもシングルマザーでも子供を一番に考えて育てていきましょう。