子どもと楽しいクッキー作りを計画中のあなた。
簡単に作れておいしそうなクッキーレシピを探していると、様々なレシピに出会いますよね。
卵ありのクッキー、卵なしのクッキー。
卵があるのとないのとでは、どのような違いが起きるのでしょうか?
味はどう違うの?
食感はどう違うの?
作りやすさも違うの?
今日は、この違いについてじっくりお話ししていきましょう。
後半では、卵なしで簡単に作れるクッキーのご紹介もいたします。
クッキーのレシピの卵なしとありとの違いは?
クッキーのレシピの卵なしとありの違いについて、お答えしましょう。
クッキーのレシピで卵なしとありの違いの答えは、味と食感が大きく違うということです。
このクッキーに玉子を入れるか入れないかについては、好みの問題になりますので、どちらが良い悪いということはありません。
では、具体的に卵なしのクッキーと卵ありのクッキーの違いを説明いたします。
まずは、卵なしのクッキーの場合からお話ししましょう。
卵なしで作ったクッキーの味は、クッキーの味わいに卵そのものの風味やこくがなく、小麦粉やバターの味が強く表に出てきます。
そのため、例えばプレーン味ではなく、何か味を加えるためにコーヒーや抹茶などを加えると、その味や香りが強く表に出てくるというメリットもあります。
食感は、本来つなぎや乳化の役割をしてくれる卵がないため、やや崩れやすくザクっとホロッとした口当たりになります。
皆さんがよく口にする、お砂糖が周りについているスノーボールクッキーが一番わかりやすい例でしょう。
卵ありのクッキーの味は、これは詳しく分けますと卵黄のみ加えた場合、卵白のみ加えた場合、全卵を加えた場合でそれぞれ変わってきますが、今日は全般的なところで比較してお話しします。
卵ありのクッキーは、卵の風味やコクが加わります。
食感は、さくっとかりっとしています。
クッキーを卵なしで作るとどうなるの?
ここでは、卵なしで作ったクッキーは、どうなるかについてお答えしましょう。
レシピの配合により変わりますが、一般的なところでお話しいたします。
まず、卵なしのクッキー生地はどうなるのでしょうか?
答えは、作っている最中の生地のまとまりが悪くなります。
その理由は、2つあります。
1つ目の理由
卵の分の水分が足りないため、まとまりにくくなるのです。
そのため、クッキーの水分を補うために牛乳・生クリームを加えるか、場合によってはバターを増量する必要があります。
2つ目の理由
卵ありのクッキーは、卵の持つ乳化作用によって、バターと粉がまとまりやすくなります。
その卵がなしのため、やはり生地のまとまりが悪くなってしまうのです。
次に、焼き上がりの卵なしクッキーは、どうなるのでしょうか?
答えは、クッキーの底部分が広がりやすくなります。
分かりやすい例ですと、卵なしクッキー生地を型抜きして焼いた場合では、形が崩れやすくなってしまうということです。
クッキーに加えられた卵は、加熱することによって固まる、つまり卵の熱凝固作用が働くため、卵ありクッキーは、形を保持しやすくなります。
卵なしクッキーの場合は、その作用がないため崩れやすいのです。
クッキーを卵なしで簡単に作るには?
では最後は、卵なしで作る簡単クッキーを2つご紹介しましょう。
とても簡単にクッキーを卵なしで作ることが出来るので、ぜひ作ってみてくださいね。
・簡単スノーボールクッキー
バターを柔らかくして、砂糖を加え、ふるった小麦粉を加え、まるめます。
後は、クッキーをオーブンで焼けば完成です。
注意点は、バターを溶かさず作業することと、小麦粉を加えたら練りすぎないことの2点です。
・簡単な卵なし型抜きクッキー
食品用ビニール袋を使って、クッキーを簡単に作ってみましょう。
食品用ビニールにバターを入れ、手で柔らかくし、砂糖、小麦粉の順に加えます。
ざっと、ひとまとまりになったら、袋の上から麺棒で生地の厚さを整えます。
手で作業しているため、バターが溶け出してきてしまった場合は、冷蔵庫で30分、もしくは冷凍庫で10分くらい冷やしてから作業を開始しましょう。
生地の厚さが整ったら、はさみでビニール袋を切り開き、型抜きして焼けば完成です。
洗い物も少なく、簡単に作れますよ!
まとめ
いかがでしたか?
卵なし、あり、たった1つの材料で味も食感も違ってくるのは驚きですよね。
今回の話をもとに、どうぞ楽しいクッキー作りをされてくださいね。
そうそう、最後に保存方法のアドバイスを付け加えておきます。
焼きあがったクッキーは、冷めたらジップロックのような袋に入れて、しっかり封をすれば1~2週間美味しく食べることが出来ますのでお試しくださいね。