毎年夏休みの自由工作が学校で展示されているのを見てみると、子供自身が考えて作っている作品もありますが明らかに親が作った作品も展示されています。
そこで今年も子供が自由工作の作品を作ってみたけど、「優秀作品として選ばれる基準があるの?」や「優秀作品は明らかに親が手伝ってそうな作品だけどそれってあり?」って毎年疑問に思います。
そこで今回は疑問に思っている方も多い優秀作品として選ばれる基準についてと、明らかに親が作ったような作品が優秀作品に選ばれることについてご紹介します。
夏休みの工作で選ばれる基準は?
夏休みの作品で過去に選ばれていたものは、大きく分けると斬新でユニークなアイディア作品と繊細な作業があって高い技術と集中力が必要とされる作品です。
もっと具体的に言うと以下のような作品です。
・工作キットを使わないで作ったオリジナル作品
・ピンセットを使うような細かい作業がある作品
・リサイクルや環境問題(地球温暖化など)に関係する作品
優秀作品として選ばれることが多いのは上記のような作品で、特に牛乳パックやストローなどを再利用したリサイクル作品は選ばれやすい傾向にあります。
過去に選ばれた作品を見ていて私が印象に残ったものは、
・粘土と短くなった鉛筆を利用してハリネズミを作った作品は、リサイクル作品でもありますがオリジナリティがあって斬新でユニークな作品
・割り箸・爪楊枝・木材などを使って、細かい部分までこだわって作った海賊船やお城の作品
正直これなら最優秀賞確実という作品はないですが、いろいろな作品が選ばれています。
毎年選ぶ方の好みなどによって変わってきますが、上記でご紹介したポイントを参考にして今年の工作を作ってみてください!
夏休みの工作で優秀作品として選ばれる理由は?
優秀作品に選ばれた作品を見ると、すごいクオリティーが高い作品や「他にいい作品があるのになぜこの作品が?」って思う優秀作品もあります。
なぜその作品が選ばれたかについて発表されていませんが、そもそも低学年の間はどんなテーマであっても子供が本当に好きなことを掘り下げていって作ったものはオリジナリティがあったり斬新でユニークな作品ができやすいです。
その子供ならではの発想力(斬新・ユニークなど)がある作品が選ばれる傾向にあるため、特に低学年の間は「これ?」って思ってしまう作品が優秀作品になることが多いです。
また高学年の夏休みの工作で選ばれるものは、繊細な作業があり高い技術と集中力が必要な作品が選ばれる傾向にあります。
実際に昆虫の図鑑を見ながら細かい部分まできれいに再現されていたペットボトル昆虫という作品が最優秀賞作品に選ばれています。
もし作るものが思い付かないときは、リサイクル用品を使って子供がこんなの作ったら楽しそうって思うものを一度作ってみてもいいかなっと思います。
夏休みの工作で親が手伝っているものが選ばれるのは何故?
夏休みの工作や交通安全ポスターなど「明らかに親が手伝ってるよね?」っていう作品が展示されていたり、優秀作品として選ばれているのを見ると大人が手を加えた作品が選ばれることに疑問を持つ方も多いです。
小学1年生の個人面談で担任の先生と夏休みの宿題について話していたところ、「夏休みの工作と交通安全ポスターは毎年親子で作成する方がほとんどです。」と言われたことがあります。
そのときに夏休みの工作の優秀作品とかあるのに、親が手伝ってもいいのか確認すると担任の先生の考えは以下の通りです。
・手助け
特に小学一・二年の子供は自分で考えて工作をするということに慣れていないため、先生としては親が子供に教えながら作って欲しいです。
ただし全部を作ってあげるのではなく、子供が自分で作れる部分は作らせて親は見守る側にまわって欲しいと思います。
・親子の触れ合い
最近は共働きの家庭が増えたため、夏休みの工作を利用して親子で一つのことに取り組み触れ合いの時間にして欲しいです。
子供が通っている学校は上記の通り、親子の触れ合いの時間と考えていて事前に親にもそのことを伝えています。
実際に親子で夏休みの工作をするのか子供だけで作るかは、各家庭で違ってきますが事前に学校側から言われているので優秀作品に選ばれていたとしても「すごいね」という話で終わっていきます。
このように学校側から夏休みの工作は、親子の時間にと説明されている学校って少ないです。
実際に夏休みの工作は子供だけで親は手伝わないでとプリント配布したとしても、手伝う方は出てくるので夏休みの工作は暗黙の了解で親子の共同作業もありだと思ったほうがいいかなっと思います。
まとめ
今回は疑問に思っている方も多い夏休みの工作についてご紹介しましたが、明らかに親が手伝った工作があったとしても学校も親も暗黙の了解と捉えている方も多くみえます。
過去作品を見ていると絵や習字などは上手い子と下手な子が分かれますが、工作はアイディア次第で選ばれるかもしれません。
今年はぜひ選ばれる基準でご紹介したポイントを参考に、親子の触れ合い時間として夏休みの工作を作ってみてください!
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