みなさんは「御朱印」って知っていますか?
神社やお寺で参拝した証拠にいただけるものです。
何年か前からちょっとしたブームになっていますよね。
とりあえず面白そうなものには手を出すタイプのワタシは、例にもれずブームに乗っかって、御朱印集めをしています。
これが意外と楽しいのです!
神社によってデザインが違ったり、書く人によって少し個性が出たり。
今回お話しさせていただくのは、静岡県富士宮市にある富士山本宮浅間大社の御朱印事情や御朱印帳についてです!
ではさっそく、お話ししていきましょう。
富士山本宮浅間大社の御朱印の受付時間は?
浅間大社で御朱印をいただけるのは、8時30分から16時30分までです。
御朱印受付所でいただけるのですが、その時に初穂料(はつほりょう)が300円かかります。
御朱印受付所は、本殿に向かって右手にあります。
絵馬がたくさんかかっているところの奥です。
そこで、「御朱印お願いします」と声をかけて、書いてほしいページを開いてお願いしましょう。
初穂料は御朱印を頂いてから納めます。
浅間大社では、受付所の奥にいらっしゃる担当の方が直接したためてくださいます。
「奉拝」の文字と参拝した日にち、神社オリジナルの印も押してもらえます。
そもそも、「御朱印」ってなんだか知っていますか?
御朱印とは、お寺に写経を納めた証しとしてもらったのが始まりといわれています。
今では参拝記念的な雰囲気もありますが、本来は違うものであると知っておきましょう。
今では写経を納めなくても初穂料を納めればいただけますが、御朱印は仏様や神様とのつながりを込められているものです。
お守りやお札と同じように、雑に扱ってはいけません。
富士山本宮浅間大社の御朱印帳のサイズは?
御朱印帳のサイズには一般的に2種類あります。
ひとつはB6サイズ(18㎝×12㎝)で、もうひとつは文庫サイズ(16㎝×11㎝)です。
比較すると、文庫本サイズのほうが一回り小さいですが種類は多いと思います。
また、B6サイズには蛇腹式だけでなく和綴じ式もありますので、好みのものを選んでいいと思います。
御朱印には「墨書き」と言われる御朱印を御朱印帳に直接書くものと、「書置き」と言われる御朱印を半紙にしたためてあるものがあります。
ほとんどの御朱印は文庫本サイズにはさまるものですが、神社やお寺によっては大き目なものもあります。
半紙や御朱印のはみ出しが気になる方は、大きめのB6サイズにするといいかもしれませんね。
御朱印帳は神社やお寺意外にも、文房具屋さんやインターネットでも販売しています。
かわいいものやかっこいいもの、個性的なものとたくさんの種類があります。
また、御朱印を選ぶときに「伊勢神宮から始めたい!」とか、「いつもお世話になっているこの神社の御朱印帳で始めたい!」など選ぶ基準は人それぞれです。
富士山本宮浅間大社は、富士山周辺にある300余の浅間神社の総本山なので、「ここで御朱印帳を買って、この御朱印帳に浅間神社の御朱印を集めよう!」という方も多いようです。
ちなみに、富士山本宮浅間大社においてある御朱印帳は文庫本サイズです。
初穂料はビニールカバー、御朱印付きで1500円。
紺地に富士山と2種類の桜、浅間大社本殿の一部が刺繍で描かれています。
裏には金色で「富士山本宮」の印がデザインされています。
とても富士山本宮浅間大社らしさが出ている御朱印だと思います。
みなさんも、自分のこだわりポイントで御朱印帳を探してみてくださいね。
富士山の御朱印帳は売り切れが多いって本当?
富士山本宮浅間大社の御朱印帳は、ワタシの知る限り売り切れている様子はありません。
5月の流鏑馬まつりのころは観光客が大勢やってくるので、売り切れることもあるかもしれませんが、それ以外の時には御朱印受付所で購入することができます。
そして、もし御朱印受付所で売り切れていたとしたら。
浅間大社の向かいのある「お宮横丁」のおみやげ屋さんにも売っています。
おみやげ屋さんでは1200円で売っており、ビニールカバー付きです。
それを持って、御朱印受付所で御朱印の初穂料を納めれば、浅間大社で買ったのと同じ金額になります。
(個人的にこのおみやげ屋さんのポップが大好きなので、御朱印を頂いた後にでもゆっくり寄っていただきたいところです笑)
さてさて、御朱印をもらった後のお話も少々しておきましょう。
前に書いたように、御朱印とはお守りやお札のようなものです。
扱いには少し注意を払いたいですよね。
どこに保管しておくのがいいのでしょうか?
御朱印集めをしている方々に聞いてみると、普段は神棚に置いているという方が多いようです。
神棚がない方も自分より高い位置に丁寧に保管している人がほとんど。
ちなみにワタシは、本棚の一番高いところへケースに入れて保管しています。
そして余談なのですが・・・。
御朱印は神社やお寺でいただけるのですが、宗派によっては御朱印を頂けないところもあります。
今回紹介している富士山本宮浅間大社では、もちろん御朱印はいただけます。
ですが、お寺によっては「神社と同じ御朱印帳にはお断りしています」というところもあります。
なので、御朱印帳は神社用とお寺用を持っているといいと思いますよ。
あとは、浄土真宗のお寺で「御朱印をください」、とお願いすることは大変失礼な行為になってしまいます。
なぜならば、浄土真宗の宗祖である親鸞は写経をすることよりも、念仏をただひたすら唱えることを大切にしたので、浄土真宗で写経はしません。
したがって、写経にあたる御朱印はないということになります。
ですので、くれぐれも御朱印をお願いする前に、お寺の宗派や御朱印についてチェックしておきましょう。
記念スタンプではないということを知りつつ、参拝してから御朱印をいただくのがマナーですよ。
まとめ
最近流行りの御朱印集め、とても楽しいです。
ですが、「参拝しない」、「御朱印に注文を付ける」、「書置きは拒否」などマナー違反の話もちらほら…。
信心ということではなく、「御朱印いただきに来ました」と神社やお寺に挨拶しましょう。
御朱印に注文を付ける、書置きを拒否するというのも大きな勘違いです。
神社やお寺はお店ではありませんし、御朱印も商品ではありません。
マナーを守って、昔の人が何百年と守ってきた歴史に敬意を払って、現代を生きる私たちも楽しんでいきましょう!