子供の行事で欠かせない七五三のお参りは、親にとっても大切な行事の一つなのでお祝いをしたいところです。
でも地域や職種によっては人員不足が問題視されていて、休日は平日のみで土日に休みが取れなくて毎週祖父母に子供を預けながら働いている方もみえます。
そうなると土日に七五三のお参りに行くことができず学校を休ませて平日に行くしかないのですが、可愛い我が子の七五三のために学校を休ませてもいいのか先生に何か言われないかなど不安になると行動に移しにくいです。
そこで今回は七五三のために学校を休ませるのはいいのかについてと、七五三で休ませたら学校側から何か言われる可能性や学校に休ませる理由はどう伝えるべきなのかについてご紹介します。
七五三で学校を休ませるのはOK?
小学校に通う子供は学校があるためいつ七五三に行くか悩む方が多く、なかなか予約を入れられないという経験をした方もみられます。
平日しか仕事の休日が取れない場合、七五三のために学校を休ませるのはアリかナシか悩むところです。
正直七五三のために学校を休ませるかどうかについては、各家庭の事情や七五三か授業のどちらを大切と思うかによって変わってくるのでこっちが正しいという答えはないです。
仕事が土日休みの場合は学校も休みの土日に予約をしてお参りや写真の撮影をすることができますが、職種によっては土日の休みがないという方も多く仕事が休みの平日に七五三へ行くしかないという方もみえます。
そのような場合は土日に七五三に行くことはできず、平日に行くことになり学校を休ませる必要があります。
○七五三の日に学校を休ませる
昔は七五三のお参りに行くために、学校を休ませる家庭が多かったです。
でも忌引き(冠婚葬祭など)どうしても休まなければならないとき以外、学校を休ませるかどうかは賛否両論がありそれぞれの意見は下記の通りです。
学校を休むとその日習った授業に遅れてしまうことや子供が学校なんて休んでも問題ないと思って欲しくなくて、冠婚葬祭や体調不良などどうしても休まなければいけないとき以外は休ませないという家庭もあります。
その逆で最近は家庭の事情(接客業や自営業など)で平日しか旅行などに出掛けることができないから学校を休めせるという家庭もあるため、学校を休ませるかどうかは各家庭によって変わってきます。
七五三のために学校を休ませるのはアリかナシかについては、各家庭の事情と親が七五三と授業のどちらを大切にするかを考えて最終決断をすることになります。
もし七五三で学校を休ませるか悩む場合は、学校を休ませる方法以外にも平日に七五三へ行く方法があります。
○七五三を平日に行う方法
①放課後
神社の最終受付時間は神社ごとに変わってきますが、16時というところが多いようで小学校1年生の場合は5限授業なので帰りの会がだいたい14時40分くらいから15時に終わるとなると学校に迎えに行っても着付けと移動で難しいところです。
神社によっては最終受付時間が16時30分~17時というところもあるので、学校に休ませると連絡する前に近隣の神社の最終受付時間をチェックしてみることをおすすめします。
②遅刻か早退
学校を一日休むのではなく、遅刻か早退で行くのも一つの方法です。
平日の七五三のお参りにかかる時間は下記の通りです。
・ご祝祷:約30分~40分
・記念写真:約20分
平日は土日に比べてすいていることが多く、だいたい1時間あれば七五三のお参りは終わりますので学校を午前中だけ休むか午後から休むことも可能です。
ただしお昼前後のギリギリの時間を予約するとトラブルが起きたときに時間通りに進まないので、時間に余裕をみて予約するともしものときにも安心です。
もし予約時間の空きがお昼前後で時間に余裕がない場合は、時間が気になりイライラして折角の七五三が楽しめないので思い切って学校を休ませた方がいいと思います。
③学校の振替休日
春に運動会をする学校もありますが、子供の通う学校の運動会が10月にあれば振替休日を利用する方法もあります。
振替休日に行けば学校を休ませる必要はなくなります。
七五三は本来11月15日ですが、その日はどこも予約が殺到します。
そのため10月から11月中に七五三のお参りを行う方が多く、この日に絶対しなければいけないということはないです。
日にちにこだわりがなくいつでもいいという方は、子供が通う学校の運動会が何月に開催されるのかチェックしてみましょう。
七五三で平日に学校を休ませるのはどうなの?
学校を休ませて七五三に行くと学校から何か言われるのではと不安に思うかもしれませんが、学校から何か言われるかどうかは学校や担任の先生によって変わってきます。
七五三で学校を休むなんて絶対ダメという先生が居たという話は聞いたことはなく、大半の先生が「分かりました。」と了承してくれます。
特に七五三は低学年ということもあり、先生もすんなり了承して何か言われるということはほぼないです。
ですが高学年に上がっていくと中学生に向けて小学校のまとめがあり、1回授業が抜けると分からなくなったりやらなければいけないこともたまってしまいます。
そのため学年が上がっていくと先生によっては、「遅れるから困ります。」や「どうしても休まないといけないとき以外は休ませないでください。」など言われる可能性があります。
七五三の日にちの理由はどうする?
七五三のために学校を休ませることで学校側から何か言われるかについてご紹介しましたが、本当に休ませてもいいのか最終決断ができない場合は担任の先生に相談してみましょう。
○先生に事情を話して相談
相談するときは連絡ノートか電話、もしくは先生に時間を作ってもらい直接話す方法があります。
・連絡ノート
連絡ノートの場合はただ七五三のために学校を休ませることを伝えるのではなく、平日しか休みが取れないことと「平日に七五三に行きたいのですが休ませてもいいでしょうか?」と仕事や家庭の事情と休ませたい日にち(予定日)を書いて相談する方法です。
連絡ノートの場合は口頭で離す必要がなく落ち着いて相談内容を考えられる分、連絡ノートでやり取りを数回しないといけない場合は手間が掛かるかもしれませんし回答をノートではなく電話を掛けてくる可能性もあります。
・電話
文章を考えて書くのが苦手な場合は、放課後に電話をしましょう。
そのとき家庭の事情と七五三に行く予定の日にちを伝えて相談すると、すぐ回答が聞けて新たな相談や疑問点などもその場で聞くことができるので不安を解消することができます。
・直接先生と会って相談
すぐ返事が聞けない連絡ノートや表情が見えない電話がイヤな場合は、先生に相談があることを伝えて時間を作ってもらい直接顔を見て相談するといいです。
やっぱり相手の表情や反応を見ながら相談することがでれば、上記の方法以上に安心して当日休むことができます。
○休ませる理由はどう言う?
相談は無理という方は、本当の理由を伝えるか理由を誤魔化して先生に伝える方法です。
・本当の理由
誤魔化すのは後ろめたやバレるのが不安なら、正直に七五三のため学校を休ませることと日にちを伝えましょう。
言える範囲でかまいませんので、先生の反応次第では仕事や家庭の事情を伝えておくといいです。
・濁す
七五三のお参りに行く日にちは、「家庭の事情」や「私用」で休むと理由を濁していってしまえば空気を読んで先生も深く追求してくることはないです。
もし子供が学校で七五三に行ったと話しても、特に問題はないので本当の理由は言いにくいしバレたら不安と思う方は「家庭の事情」や「私用」と伝えることをおすすめします。
上記以外にも体調不良などで理由を誤魔化す方法がありますが、七五三で学校を休ませるときはおすすめできない方法です。
旅行で県外に行く場合は見つかる確率が低いですが、市内だと同級生のお母さんに見られてしまう可能性があるからです。
なので七五三のために学校を休ませるときには、先生に日にちと理由を伝えるときは上記でご紹介した方法を参考にしてみてください。
まとめ
七五三のお参りで学校を休ませるかについては、どちらが正しいという答えがないので判断が難しいですが各家庭で判断する必要があります。
学校を休ませるか悩んだら先生に相談をして、理由は濁してもいいし本当ことでもどちらでもいいので忘れずに先生に伝えます。
また今回は特別に休むけど学校は簡単に休んではいけないことを子供にきちんと説明して、休んだ日に勉強したところは自宅でしっかり勉強させて授業に遅れないように注意しましょう。